チケット 7,208円
βを見たあと、サンシャインシティ内でランチを食べてすぐにαを連続鑑賞。βも11列目と良席だったのですが、αはさらに良席で5列目でした。6列違うと、細かい表情とかまで見えて、キリ様とアサダのせつない表情に釘付けでした。
αは鞘師の見せ場満載で、かってなく鞘師が好きになりました。「キリ様(鞘師)が傷付く顔がもっとみたい」って思った。キリ様のたてのシーンや野中美希演じるクラルスに冷やかされるくだりとか、よりかっこいいシーンもあったしかわいらしさが出るシーンもあって、「あ、今回はだれの話しかって言うと、キリ様の話なんだ」と感じました。リリウムの時も、鞘師の叫ぶシーンは名シーンでしたが今回も叫びのシーンがよかったです。
βは心の声の内容が聞こえる演出なので台詞が多かったのですが、αは心を読んでいる様子は見えても彼らに何が聞こえているのかは明らかにされない設定。だからこそ、繊細な感情のやりとりを演技で感じ取ることが出来てよかった。
リリウムは他団体が再演しても成立する気がするけど、トライアングルは演劇女子部だからこその、幼い恋愛のやり取りが描けるのかなと思いました。やさしさのあまり両思いでも結ばれないサクラとアサダの2人と、身をひいて相手を各々の思い人と結ばせようとしたのに最終的には自分を選んだ相手に戸惑うキリとローズウッド。2組が手をつないで終幕するラストシーンは、せつなくリフレインする名場面でした。